組織におけるスタッフの機能特性の活性化


 組織におけるスタッフの立ち位置は、組織が求める職務への貢献内容、貢献度合いによって議論されるべきだろうと考える。 しかし、組織が求めるとは言え、求める側も求められる側も互いに人であり、どうしても相対的関係にならざるを得ない。

 日本の高度成長期においては、企業や組織が求めるものは、「量」「質」「時間」という判り易い目標値に向かって邁進していた。 社会が安定期となった近年においては、「量」「質」「時間」という物理的な目標に縛られることなく、「多様性」「適合性」などの柔軟な要求への対応が迫られ、仕事そのものも決まったテンプレートの上に置かれるものではなくなった様に思える。