新型コロナ倒産とサラリーマン生活の変化

 新型コロナは、多くの人の命を奪っただけでなく、企業の命をも奪って行く。

 2月2日、ネット上に東京商工リサーチ調べの情報が掲載されていた。 見るとここ1年で1000社を上回る「コロナ関連破綻」らしい。 破綻の全てが倒産とも限らないと思えるが、廃業や休業を含めると、数えきれない企業数になるのだろう。

 緊急事態宣言の1ヶ月延長に伴い、街の飲食の声が聞こえてくる。 飲食に対する自粛勧告が更に続くと飲食関係の営業破綻に止まらず、サラリーマンの日常習慣が変わってしまうとの恐怖の声が上がる。

仕事を終わって、帰宅の途中、親しい仲間とビールで愚痴をこぼし合う当たり前の日常が、当たり前のものでなくなり、たとえコロナが治まっても、真っ直ぐに帰宅するのが当たり前になるのではなかろうか。

 自分自身を考えても、仕事終わりにお客を誘い、仲間を誘う気持ちを抑えているのではなく、誘わないのが当たり前という感覚が、徐々に身に染みついてきた。 コロナが終息すると言っても、ある日突然感染が消滅する訳ではないだろうから、気軽に飲み歩こうという気持ちを突然取り戻すことはない。 コロナが治まったころ、不安を感じながら、徐々に徐々にそんな行動が甦ってくるのだろうから、相当な時間がかかる。

 また、テレワーク馴れしてしまったホワイトカラーたちは、きっと仕事の仕方を変えてしまうだろう。

 コロナ蔓延の今も怖いが、コロナが治まったと思えるその日以降も日常の怖さを感じる。

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